まるで菜箸

野菜の芯まで火が通っているか菜箸を刺して確認するように、自分の芯まで思考が通っているかブログを書いて確認します。

5月28日

負けた。

仲間にも、自分にも。

敗因は明確。

個性を出そうと、アウトプットの新奇性に逃げたから。

クリエイティブですらない。珍しいことをするだけ。

それをする説得力も全く考えられず、

結局また自慰してしまった。

最終成果物で、それまでに感じていたことが活かせない、

成長がない失敗。

辟易。

 

 

改めて、自分を見つめなおして、

考えを整理した。

 

 

まず、そもそも

俺がやりたいことって何なんだろうか。

俺らしさって何なんだろう。

デコンを続けて考えてみた。

 

 

自分は、

1つの価値観しか認めないという空気が嫌いなのかもしれない。

こういう価値観も認めようよ!と、世の中に反旗を翻したいのかもしれない。

マイナーも認めてよ!王道にすがってないで、是非を議論してよ!

1つの価値観を押し付けないでよ!

そんな思いを叶えたいのかもしれない。

 

アーセナルが好きなのも、

サッカーの中身の美しさにこだわり、

クラブの姿勢として義理人情を感じさせるところが、

世のメガクラブにはびこる、金による勝利主義へのアンチテーゼとして、

 好きなのかもしれない。

 

下ネタが好きなのも、地下クイズ王選手権が好きなのも、

世の中でタブー視されているものに対して、

誰が言っちゃダメと決めつけたんだ!

マイナー、不気味、気持ち悪い、そう思われてるものも楽しめるんだ!

そんな気概を感じて好きなのかもしれない。

 

シュールギャグ漫画が好きなのも、

トーリーや話の流れ、文脈なんてものを取っ払って、

不条理で、ぶっとんでて、それでいても

楽しめるんじゃないか?笑えるんじゃないか?

という挑戦的な姿勢が好きなのかもしれない。

 

拡大解釈すると、

俺が好きな思考は、

「~するべきだ」ではなく、

「~してもいいかもしれない」、

かもしれない。

 

だからこそ、より不確定な遠い未来を夢想したり、

あり得る世界への問題提起をしたり、

スペキュラティブデザインとか、

実用化にはまだ遠い研究とかに、

興味があるのかもしれない。

 

かまってちゃんというよりも、決めつけることを嫌うのかもしれない。

飲み会に行くのがふつう、というメインストリーム以外の考え方も、

認めてほしかったのかもしれない。

 

なんで、こんな「~かもしれない」大好き人間になったのかというと、

親に褒められることもなく、価値観を押し付けられ続けた反動なのかもしれない。

クラスで中心人物になれなかったことへの嫉妬なのかもしれない。

とにかく、君とは違う考え方かもしれないけど、認めてほしい。

そんな思いを叶えたくて、行動しているのかもしれない。

 

 

これが、今の、自分がやりたいこと、叶えたい事の仮説。

 

 

だから俺らしいアウトプットっていうのは、

あるメインの価値観に対して、

「こういう価値観もあるかもしれないよ」

と投げかける、それを認めて議論したり考えてもらうような動きを作る、

そんなものなのかもしれない。

 

 

じゃあ、どうやって、大正義を信じる人に、

「この価値観もあるかもしれないよ」

というのを認めてもらうか。

ここにいつも敗因があり、

今回もここだった。

 

 

まずは、相手をよく知ること。

相手というのは、目の前の相手と、その先の相手。2つある。

一番、「~かもしれない」と考えてもらいやすいTPOを考える。

これは先日の大兄貴のお話。

グレーゾーンを作るなら、TPOわきまえないと。

そして、

分かりやすく、分かりやすく、分かりやすく伝える。

これは避暑地でも先月末にも言われたこと。

目の前の相手も、その先の相手も、

全て置き去りにして自分語るのは、それはオナニー。

自分も気持ちよく、相手も気持ちよく、

セックスしなきゃならん。

 

 

今回も敗因はここにあった。

TPOをわきまえず、相手の状況を無視。

伝えたい事ばかりが先行し、

何言ってるのか分からない状態へ。

ただの、意味不明な言語で叫ぶ反体制デモと化した。

 

 

ここまで整理してきたが、大事なのは、

さぁ、じゃあこの先どうするの?というお話。

 

 

絵を書く練習、プログラミングは、

分かりやすく伝える、ツールを増やし、磨くため。

 

本や映画をデコンするのは、

分かりやすく伝える言葉というツールを磨くため。

そして、あらゆるものに対して、自分の「~かもしれない」を持つため。

 

相手のことを考え、TPOをわきまえる練習は・・・?

・・・。意識するしかないのか。