まるで菜箸

野菜の芯まで火が通っているか菜箸を刺して確認するように、自分の芯まで思考が通っているかブログを書いて確認します。

2017年5月20日

この4月から正社員として働き始め、
早くも1ヶ月以上が過ぎた。

幸いにも、希望職種へのレールに乗って、
研修を受けに受けに受けている。
目の前の課題に必死の毎日。

先輩方がよく言ってた、
「目の前の仕事に追われ、自分の野心を見失いそうになる」
という言葉への理解が、残念ながら深まった。

・・・あれ?そもそも
俺の野心って、なんだっけ?

先日、入社前から慕っている先輩とお話させていただいた。
俺は何を求めてこの会社に入ったのか。
何年後にどうなりたいのか。
そのために今、どーゆータグを自分につけたいのか。
主題はこのあたりだったと記憶している。


自分なりに思っていることを話した。
親に認められない話を出発点として、
色んな物事に対して、まだ知られてない価値を伝え、より多くのものを世の中に認めてもらいたい。
と結論づけた。

その先輩が言うには、
違う。お前はまだ何かに遠慮している。
ブログ書いてみろ。自分をもっと掘れ。
と。

遠慮した覚えは無い。が、
確かにちょっとカッコつけて、本ではない気はする。
俺ってそんなに優しい人だっけ?
社会への貢献とか考えてた人だっけ?

もっともっと本音のところでは、
何らかの形で自分をより多くの人に認めてもらいたいだけじゃないの?
だとするならば、俺はこの会社に入ることで、その野心がもう完遂されたことになってしまいかねない。

うーん。困った。
野心の見直しが叫ばれた。

その翌日、
俺は、プレゼンで、どちゃくそ滑った。
恐怖でしかなかった。
自分が何を喋っているのか、
また、何を喋るべきなのか、完全に見失っていた。
惨敗。

誰もやらないであろうことを、敢えてし続けることで、
存在感を高めようと企んだ。
この企みの続行に、黄色信号どころか、赤信号点滅状態。

その夜、前から楽しみにしていた凄い人との会合が。
今日は俺の日じゃない。いいことは起こらない。
気張らず望んだ。

…すっげぇ、良かった。

俺が貫くべき正義は、
俺の好きなものや、俺の憧れをデコンすることで見つける。

俺が好んでいる、
価値を認め合う、AともBとも言い切りすぎない、
グレーゾーン作りは、TPOに合わせて行なう。
グレーゾーンを作る味方を増やすために。

様々なお話をお聞きしたが、
俺にとってはこの2つが心に残った。

特に1つ目について、
そのデコンの場のために、
このブログを始めた。

ということで、
デコンの途中経過。

親に認められないことへのショックから、
色んなものが認められる世の中を作りたい、というよりも、
認められない、相手にされない、
ということへの恐怖が自分のエンジンなのかもしれない。

こんな俺を認めて欲しい、のではなく
自分を変えようが、演じようが、
人がやらないことをして、とにかく相手にされる。
そんな指向性がある気がする。

自分の意見が雑誌に掲載されるレベルで好きなアーセナル
好きな理由の1つに、
芽がなかなか出ない選手に対しても、相手にし続けるところがある。
しつこく起用し続けたり、ポジションコンバートしたり。
はっきり実力を認めたわけではない。
でも、可能性を諦めない。相手にし続ける。
そんなところが好き。

相手にされたいという、かまってちゃんな原動力を広げて解釈すると、
常に人々の話題になり続けるように、自分はなりたいのか・・・?
だったらもっと飲み会とか行くはずなのに・・・?
まだどこかズレている気がする。

また考えよう。